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【ブログ】小木の五月人形 伊達政宗公、兜に込める武将の想い

■ 2024/03/07(木) 【ブログ】小木の五月人形 伊達政宗公、兜に込める武将の想い
戦国時代に活躍した武将の兜をご紹介したいと思います。

戦国時代の兜は、防御力や機動力を高める工夫と、戦場で自らの存在を誇示することが狙いで、さまざまなデザインの工夫をされています。
兜には、「立物」と呼ばれる装飾部分があり、前立、脇立、後立、など付ける位置で名称は変わります。

信仰やげん担ぎ、忠誠心・友情・信頼の証など武将たちが心を込めた兜の意味を知ったうえで、五月人形を選ぶのも良いと思います。

本日は、伊達政宗公の紹介です。
伊達政宗公も五月人形では毎年人気の武将です。
「伊達男」のは伊達政宗から来ているとも言われており、
服装や振る舞いがお洒落で、どこか色気のあるモテ男性のイメージがあり、
戦国武将の中でも人気です。

伊達政宗といえば、「独眼竜」のイメージがある方もいらっしゃると思いますが、これは幼少の頃にかかった天然痘により、右目を失明によるものです。
出羽国米沢城で出身で、18歳で家督を相続して以来、南東北の統一を進め、現在の福島県の大半と山形県の米沢地方、宮城県にわたる領土を築いた戦国大名です。

伊達政宗の兜は、金箔押しの細長い弦月の前立が印象的です。

鉄地黒漆塗六十二間筋兜で「宗久」の銘があります。
弦月のラインが左右非対称なのは、太刀を振りかざす際の動作への配慮からだと考えられます。

伊達政宗が生まれたとき、父の輝宗は政宗の旗印を白地に赤丸と決めました。
その旛印は「白地赤日の丸旗」と言われ、「太陽」をイメージしていました。
現在の日本国旗に似ています。

その旗印に合わせて兜の前立を「月」に決めたと伝えられています。
そのため、三日月の前立を決めたのは、政宗ではなく、父である輝宗だったとも言われています。

太陽は、仏教用語で「金剛界」、月は「胎蔵界」を意味し、いずれも仏教の曼陀羅を指しており、曼陀羅とはこの世の理を説いているとされていたことから、仏の加護に通じます。

父・輝宗は、月が満ちていくように大願成就する様、我が子の成功と守護を願って考えた旗印と前立てだったのしょう。

伊達政宗の辞世の句
「曇りなき 心の月を さきたてて 浮世の闇を 照らしてぞ行く」
何も見えない真っ暗闇の中で、月の光を頼りに道を進むように、自分の人生は、暗闇の道を曇りのない月の光で照らして突き進むようなものだった

辞世の句も伊達政宗の兜に通ずるものがありますね。

現在、仙台藩伊達家に受け継がれてきた具足が1951年、仙台市に寄贈され仙台市博物館に展示されています。
重要文化財ですので、是非本物も鎧を見て、伊達政宗公の想いを体感してください。
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