「2月に娘が生まれる予定で…
今年、雛人形を用意した方がいいのか迷っていて。」

この時期になると、よくいただくご相談です。

初節句は生後まもない時期。
まだ小さくて、お祝いも落ち着いてできるか分からない。
だからこそ
「今年は見送って、来年でもいいのかな」
そう思われるのは、とても自然なことだと思います。

雛人形は、生まれてきてくれたことへの感謝と、健やかな成長を願うお守り。
必ず“初節句当日”に完璧な形で飾らなければならない、というものではありません。

年内や年明けの落ち着いた時期に選び、
今年は無理のない形で簡単に飾る。
または、
今年はゆっくり検討して、来年しっかりとお祝いする。
どちらも、間違いではありません。

ただ、ひとつお伝えしたいのは、
雛人形選びは、思っている以上に時間と気持ちの余裕が必要ということ。

出産後は、想像以上に慌ただしくなります。
体調のこと、赤ちゃん中心の生活、外出の大変さ…。
「もう少し早く見ておけばよかった」とおっしゃる方も少なくありません。

最近は、
・コンパクトで飾りやすいもの
・収納しやすいもの
・お顔や衣裳を選べるもの
など、負担の少ない雛人形も増えています。

今年買う・買わないの答えは、ご家庭ごとに違います。
でも、一度実物を見てから考えるだけでも、迷いは少し軽くなります。

「今は決めなくても大丈夫」
そんな気持ちで、雛人形を見にいらしてください。

生まれてくる娘さんとの、はじめての春。
その時間が、あたたかな思い出になりますように🌸