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【ブログ】ひな祭りの年表と地域差|起源から現代までの変遷と地方ごとの風習

■ 2025/09/03(水) 【ブログ】ひな祭りの年表と地域差|起源から現代までの変遷と地方ごとの風習
ひな祭りの起源から時代ごとの変遷を年表でわかりやすく解説。京雛・江戸雛などの違いや、地域ごとの飾り方・風習(雛流し・つるし雛など)もご紹介します。

はじめに
ひな祭り(桃の節句)は長い歴史の中で形を変えながら伝わってきました。
本記事では「いつ、どのように変わってきたか」を年表で整理し、さらに地域ごとの習慣や雛人形の様式の違いについても分かりやすく解説します。初節句を控えた方や雛人形を選ぶ方の参考にしてください。

ひな祭り年表(概要)
以下は、ひな祭りの歴史的な流れをわかりやすくまとめた簡易年表です。

古代(~奈良〜平安初期):禊(みそぎ)や紙の人形(ひとがた)で穢れを移し流す風習が存在。上巳(3月上旬)の祓いが原型。

平安時代(9〜12世紀):宮中で「上巳の節会(せちえ)」が行われる。貴族の間で人形を使った祓い・遊びが発展。

中世(鎌倉〜室町):庶民にも人形遊びが広がり、親しみやすい雛(ひな)遊びが出現。

江戸時代(17〜19世紀):ひな壇飾りや雛人形の形式が定着。町人文化の中で節句行事が普及。

明治〜昭和(近代):西洋文化の影響も受けつつ、家庭での初節句が一般化。雛人形の生産地(例:京都・江戸(東京)・岩槻など)が特色を出すようになる。

現代(平成〜令和):住宅事情に合わせたコンパクト飾りやモダンデザインが登場。SNSを通じた記録・共有も広がる。


地域差 — 雛人形の様式と飾り方の違い
ひな人形の「見た目」や飾り方には地域ごとの流儀や美意識の違いが見られます。ここでは代表的なスタイルを紹介します。

1. 京雛(京都系)
特徴:繊細で雅(みやび)な顔立ち、上品な色合いと豪華な衣裳が特徴。京都の公家文化の影響を強く受けた様式です。
伝統美や上品さを重視したい方。

2. 江戸雛(関東系)
特徴:はっきりとした顔立ちで、衣裳の色や柄に華やかさがあります。職人の技が生む力強さが魅力。
明るく華やかな雰囲気を好む方。

3. 岩槻(人形のまち)スタイル
特徴:職人の手仕事が光る伝統技術と堅牢な仕立て。地域ならではの技法や素材感が強みです。
長く受け継げる品質を重視する方。

4. その他の地域的特徴
地方の飾り方の差:雛段の段数の好みや、脇飾り(屏風やぼんぼり、玉鋏など)の種類に地域差があります。


伝統行事の違い
雛流し(人形を川や海に流す行事)や、つるし雛が盛んな地域など、地域行事によって雛人形の楽しみ方も変わります。

地方独自の風習(例)
流し雛(ながしひな):人形に厄を託して水に流す行事。京都をはじめ各地に古い伝承があります(現在は行事の形式や時期が地域ごとに異なります)。

つるし雛(吊るし飾り):主に東海・関東を中心に発展。小さな人形や飾りを吊るして飾るスタイルで、手作りの文化と結びついています。

地域ごとの食文化:雛祭りに食べる料理や菓子(ひなあられ・ちらし寿司など)も地方色が表れます。


まとめ
ひな祭りは古代の祓いから始まり、平安の宮中文化、江戸の庶民文化を経て現代に至る長い歴史を持ちます。地域ごとの雛人形のさまざまな様式や風習は、日本の多様な文化を映し出す鏡です。初節句の準備や雛人形選びでは、「家族らしさ」と「住まいに合う形」を優先しながら、地域の良さや職人の技を取り入れてみてください。
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