【ブログ】芒種の候 - 腐草為螢(ふそうほたるとなる)の幻想的な季節に
■ 2025/06/11(水) 【ブログ】芒種の候 - 腐草為螢(ふそうほたるとなる)の幻想的な季節に
六月の梅雨空に映える緑が美しく、芒種の時節も半ばを迎えました。七十二候の一つ「腐草為螢(ふそうほたるとなす)」は、朽ちた草がホタルになるという古い言い伝えから生まれた季語。初夏の夜空に舞うホタルの幻想的な光は、日本人の心に深く刻まれた美の象徴です。この神秘的な季節に、私たち人形師も静かに次の創作への想いを巡らせています。
ホタルの光と人形の命
古来、ホタルの光は「死と再生」「変化と成長」の象徴とされ、朽ちた草から生まれるという言い伝えは、日本人の自然観を表しています。
これは、一本の木から美しい人形が生まれる過程にも通じる深い意味があります。
素朴な木材が、職人の手によって表情豊かな人形へと変貌する様子は、まさに「腐草為螢」の神秘そのもの。
当店の雛人形や五月人形にも、この自然の摂理から学んだ「変化の美しさ」が息づいています。
店内では展示品の片付けを終え、今は静寂の中で次の節句に向けた準備の時を迎えています。販売シーズンの活気ある日々から一転、デスクワークや打ち合わせが中心となるこの時期は、創作の種を育む大切な期間です。
伝統技術の継承と革新
ホタルが暗闇の中で美しく光るように、岩槻の人形作りも長い歴史の中で磨かれ、輝きを増してきました。江戸時代から受け継がれてきた人形の技法、そして力強い武者人形の造形美。
これらの伝統技術を大切に守りながらも、現代の暮らしに寄り添う節句人形を創り出すことが私たちの使命です。
古き良きものを大切にしつつ、新しい感性も取り入れる——まさに「腐草為螢」の精神に通じる姿勢です。
◆-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-◆
初節句は雛人形・五月人形専門店 埼玉岩槻の小木人形へ
〇お気軽にお問合せください〇
株式会社 小木(こぼく)
〒339-00072
埼玉県さいたま市岩槻区古ケ場2丁目1番3号
TEL:048-794-2964 MAIL:info@koboku.co.jp
LINE・インスタグラムも開設しております。
(ホームページトップ右上のアイコンからお進みください)
♡埼玉・東京・千葉・栃木・茨木・神奈川など遠方でも安心、駐車場完備してます。
♡小さなお子様連れでも安心、授乳室あります。
◆-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-◆